先日お客さんの家で40年位前の「VULCAN」ストーブを「発見」した。
当時「暖かいストーブ」の代名詞とも言える売れ筋ストーブだった。
オーストラリアからの輸入品で灯油の消費量が半端ない大型の煙突式ストーブでした。元々は天然ガスで燃えていたストーブと聞いたのですが、定かではありません。
VULCANの初期型は、四方を耐火レンガで囲うマントルピース(埋込型)が流行だった。
夜にこれが燃えると中のスケルトンが赤くなり、ゆらゆらと燃える様は優雅で北欧圏の家にいるような感覚だった。
※北欧圏に行ったことないですけど。
尚、この写真のVULCANストーブは日本で製造の後期型で部屋の隅に置けるようになったタイプです。
これも燃えると、結構高級感があります。
当時は気密性の高い住宅が少なくて家が寒かったが、その反面灯油が安かった。
たしか灯油の値段がリッター当たり38円位だった時のことを記憶している。ホームタンクを満タンにしても2万円以下なので家を暖めるために石油ストーブはガンガン焚きました。
道産子の悪い癖で家の中では「薄着」ですけどね!困ったものです。
この時代燃料手当が冬の給料に加算されているのが普通で「石炭手当」とも呼ばれてたね。(笑)